■勇者一行■
・シズハ
19歳、人間、男。
実家は代々竜騎士を出している、所謂、竜騎士の名門。
父親はゴルティア竜騎士団団長テオドールであり、
彼自身も物心付く前から銀竜のイルノリアを片割れとしている。
外見は、大陸の人間としては少々小柄。癖の無い黒髪と黒い瞳。
性格的には真面目で素直、能力的にも優秀と評価は高い。
が、かなりの世間知らずで同時に頑固者。
幼い頃に助けられて以来、勇者アルタットが彼の憧れの人。
甘いものが好き。
・イルノリア
シズハの片割れの銀竜。
人間で言えば乳飲み子の頃、シズハに拾われる。
その時以来、シズハの片割れとしてずっと共に成長してきた。
竜の年齢では現在30歳程度。人間で言うのならば、だいたい十代前半である。
まだ人を乗せるには早い年齢ではあるが、それでもシズハ一人ぐらいなら十分。
コーネリアは母親代わりで飛竜の常識などを教えて貰ったが、
忙しいコーネリアから完全に習える訳も無く。
あまり他の飛竜と親しく出来ない、竜見知りをする飛竜。
その代わり、比較的人間には人懐こい。
身体を触られるのも大して嫌がらない。
一番大好きなものはシズハ。
・アルタット(猫Ver)
冥王を倒した勇者。
だが、現在は色んな事情で猫の姿。彼自身この姿に不満は無いらしく、人間に戻る気はないらしい。
勇者アルタットに関しては、様々な噂が飛び交った。
彼が何処の生まれか、どうして冥王を倒すような実力を有しているか、と、人々は噂した。
アルタットの過去は定かではない。
神の子であるとか、某王家の落とし胤であるとか、過去に世界を救った英雄の子孫であるなど……噂が流れた。
比較的、彼と親しい場所に居た人間は、彼は冒険者であったと語る。
捨て子であった彼を、冒険者である両親が拾い、育てたと言うのだ。
しかしそれですら真実かどうか分からない。
ただひとつ確かなのは、緑の魔剣を手に入れ、冥王倒した勇者がアルタットである事だけだ。
人間に対してはあまり関わりたくないとは思っているが、もしも冥王が復活したのならば、
再び倒したいと考えているようだ。
結局、猫の姿になろうとも、勇者は勇者、と言う事か。
・ヴィー(人Ver)
アルタットが冥王戦直後に拾った黒い猫がヴィーである。
アルタットの願いに従い、身体と心を入れ替えた。
能天気な口調で、非常にだらけている。口癖は「面倒ー」。
面倒面倒と言いながら、アルタットの願いの為ならば文句を言いつつも動く気のようだ。
勿論、ただの猫がそんな心と身体の入れ替えなど、複雑な儀式を行えるはずも無く、
何らかの能力を有した存在かと思われるが、本人はへらへら笑っているだけ。
「俺はアルの猫だから」と笑うだけだ。
面倒がっているヴィーを説得って言うか、少々怒っているシズハの図。
シズハとヴィーの全身。ヴィーは猫背気味。